外壁が汚れてきた、色があせてきた、ひび割れがある、などの症状が出ていて「そろそろ塗り替えの時期なのかなぁ」とは思うものの、どのタイミングで行えばいいか分からないという方も多いと思います。
今回は、ベテランの自社職人を持つ当社が、塗り替え時期のポイントについてお話しようと思います。
そもそもなぜ塗り替えが必要なのか?
私たちの生活は家、つまり屋根や外壁によって守られているのですが、その屋根や外壁を守っているのが塗料です。そしてこの塗料は雨や風、紫外線から家を守っています。
塗料には寿命があり、近年、一般的に使用されている塗料は約10年前後となっています。昔に比べて寿命は延びていますが、それでも住宅の平均寿命30年にはおよばないため、2~3回は必ず塗り替えが必要となります。
塗料は時間がたつにつれて汚れのほか、色あせ、ひび割れ、剥がれなどを引き起こし、放っておくと、内部に水が浸透したり、腐食してシロアリ発生の原因にもなってしまいます。
そこで、塗り替えるタイミングを「時期」と「状態」の2つの視点からお伝えします。
塗り替え時期の目安
塗料によって寿命が異なりますし、雨や雪の多い地域など、住んでいる場所によっても変わってきますので、一概に何年、というものはありません。
ただ、塗料のカタログなどでは塗り替えに適した時期として、
- 一般的には、気温約20度、湿度約65%
- 好条件として、気温約15~30度、湿度約75%以下
- 可能条件として、気温約5~40度、湿度約85%以下
となっていて、上記から判断すると、1年で比較的天気が安定している春と、晩秋から冬にかけてがベストシーズンといえます。
ですが、春と秋はどうしても工事が集中しがちになりますし、年によっては冷夏や暖冬ということもありますので、その年の天気の傾向を見ながら塗り替え時期を決めていただきくのが望ましいです。
塗り替え状態の目安
外壁の劣化状態は以下の5段階に分けられます。
- ツヤがなくなってくる
- 色があせ、変色してくる
- 壁をさわると手に白い粉がつく(チョーキング現象)
- 壁の表面に細かいひび割れが生じ、コケやカビが発生する
- 塗膜(塗料が固まった状態のこと)が膨れたり、はがれたりしている
塗り替えは早くて1~4の段階、遅くとも5の段階になる前がおすすめです。塗膜がはがれているということは、建物の素材自体が劣化してしまっていることもあり、塗り替え時に素材の交換や下地処理など余計に費用がかかってしまうこともあるからです。
当社はメールで無料相談・無料見積もりを行っていますので、塗り替え時期のご相談もお気軽にお問い合わせください。