前回は塗料に寿命があることをお話ししました。
しかし、寿命だから塗り替えるのではなく、塗装のメリット・デメリットをきちんと知って、納得した上で塗り替えを行っていただきたいと思いますので、今回は外壁塗装のメリット・デメリットについてお伝えします。
外壁塗装5つのメリット
断熱効果
冬は外気を遮断して部屋を暖かくしてくれます。夏は冷房の効果を高めてくれ、遮熱性のある塗料を併用するとより効果的です。
遮熱効果
直射日光などによる外壁や屋根表面の温度上昇をおさえる効果があり、部屋の温度差を少なくしてくれます。また、省エネ効果もあり、断熱性の高いものと併用することで冬場の温度も安定します。
防水効果
防水性を高めることによって、外壁を水分や湿気による痛みから守り、雨漏りや雨ジミから家を守ります。結露を防ぐ透湿性の高い塗料もあります。
耐久効果
塗料の種類にもよりますが、塗装することで外壁の耐久性を高めることができます。耐久性にすぐれた塗料はもっとも傷みやすい屋根材の塗装に用いられる場合が多いです。
耐震効果
外壁の耐震効果を高めます。外壁の種類によっても異なります。
やはり防水性にすぐれていると、家の痛みを補助することができるので注目したいポイントです。外壁材によって、家の寿命も変わりますし、同じ塗料でも見た目の印象が変わってきますので、好みや予算に合わせて選んで下さい。
塗装のデメリット
塗装することによるデメリットはほとんどありませんが、あえて挙げるなら
「定期的に塗り替えなければいけないこと」
です。
外壁は紫外線や雨、風などの影響を毎日受けていますので、どんなに効果の高い塗料でも、必ず塗り替えなければいけないときがくることをご理解いただきたいと思います。
塗り替えしないことによる最大のデメリットは「外壁の劣化」です。
外壁塗装をおこなう前は、ひび割れや剥がれの程度に合わせて下地補修を行います。そのとき、外壁の劣化があまりにも激しいと補修費用が高くなってしまうのです。
ですので、定期的に塗り替えを行って外壁を守ることで、家の寿命が長持ちするだけでなく、結果的に費用も抑えることができます。
いかがでしたでしょうか?
ひとくちに「塗装」といっても、業者や塗り替え時期、塗料の種類などさまざまですので、全てをご自身だけで決めるということは非常に難しいことです。
塗装は頻繁におこなうものでもありませんし、すぐれた塗料もどんどん出てきているため、塗り替えに関して疑問に思ったことはやはり専門家へ相談するのが一番の近道ではないかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。